概念
ユーザーニーズと機能は、別のもの
分けることで、価値とコストを独立に議論できる。
ユーザーニーズとは
「〜したい」で表現する
ユーザーニーズはビジネス価値の単位です。 ユーザーが達成したいゴールを表し、月間実行回数で定量化します。
例:
- 「商品を検索して比較したい」
- 「カートに入れて購入したい」
- 「注文履歴を確認したい」
機能(画面)とは
「〜ができる」で表現する
機能(画面)は実装コストの単位です。 エンジニアが作るものを表し、工数(人日)で定量化します。
例:
- 「商品一覧画面」
- 「商品詳細画面」
- 「カート画面」
N:M の関係
ニーズと画面は 1:1 ではありません。 1つのニーズに複数の画面が必要で、1つの画面が複数のニーズを解決します。
ECサイトの具体例
ニーズ「商品を検索したい」が必要とする画面:
検索バー商品一覧画面商品詳細画面
「商品詳細画面」が解決するニーズ:
商品を検索したいカートに入れて購入したい
この「重なり」が ROI を最大化する鍵
1つの画面が複数のニーズを解決するなら、その画面の投資効率は高い。 逆に、1つのニーズしか解決しない画面は、本当に必要か再検討できます。
なぜ分けるのか
「価値」と「コスト」を独立に議論できる
ニーズ側で「どれだけ使われるか」を、画面側で「どれだけ作るのにかかるか」を、 それぞれ別の軸で評価します。混ぜて議論すると、声の大きい人の意見が通るだけです。
ROI 計算が可能になる
価値(月間実行回数)÷ コスト(工数)= ROI。 この計算は、ニーズと画面を分けて初めて成り立ちます。
「全部必要」を数字で打破できる
ROI 625 のニーズと ROI 33 のニーズ。どちらを先に作るべきかは明白です。 「全部大事」という議論を、数字が終わらせてくれます。
toishi での表現
toishi では、この概念を3つのセクションで表現しています。